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スタッフ全員での認証取得

医療法人社団 医仁会 みはら歯科矯正クリニック  (ISO1401認証登録)

院長 村井 茂
 当院が、ISO1401認証取得を目指しましたのは201年1月、函館にありますテクノポリス函館(北海道立工業技術セン
ター)に相談したのがキッカケです。ISOにようやく関心が高まり、北海道庁が、ISO認証取得企業に援助をしているとのことを聞きましたが、すでにその年度の援助の予算が無いとのことで、翌年の4月にあらためて申し込みました。しかし、調べてみますと、医療関係は援助の対象にならないことが分かり、挫折しそうになりました。いろいろ悩んだ結果、可能性だけ追求しようと考え、すでに、ISO1401認証取得されている歯科医院あるとのことで、広島県呉市までお伺いし、いろいろお聞きしました。  また、函館にISO1401認証取得に協力していただける機関を探しましたが、皆無で、ただ一人、ISO901の審査員のコースを受けられた方を見つけ、その方にご相談、および取得のための仕組みその他について、7、8回教えていただくためのミーティングをお願いたしました。以上からコンサルタント会社にお願いせずに当院のスタッフのみでシステム構築することし、かつ当院の規模でも親身になっていただけるような審査機関を探しました。この間、202年には当院の歯科衛生士高島がISO1401の内部監査員の試験に合格し、本格的に週一回勉強会および資料つくりを、担当を決め、総勢7名で開始したわけです。当院では、以前より歯科診療台に一台づつコンピュータを配置しLAN構築していため、また全員が歯科衛生士、歯科技工士にもかわらず、エクセル、ワード、パワーポイント、フォトショップは使用していため、各自の仕事量は多いもの、順調に書類が作成できましたことは、幸いでした。  ある程度目途がついた段階で、貴社を含め3社に絞り、矯正歯科関係の学会の仕事をさせていただいている関係で、ほぼ毎月東京に行きますので、その都度面接させていただきましたところ、いろいろな面で、小規模な矯正歯科関係の医療機関でも大切に考えていただけるようだと感じため、貴社に審査をお願いすることなりました。一次審査を7月に受け、いろいろなチェックを指摘され、2ヵ月後に二次審査のための施設整備およびシステムの再構築を行いましたが、これらもすべて手作りで行いました。したがいまして、ほとんどすべてが、シロウトが初めて考え、作り上げ、二次審査までの準備を行ったわけです。誰にも相談出来ず、会議で、全員で考えたことを一つづつ、ただ実現するのみで準備しましたが、二次審査の2週間前より全員が病院を出るのが午後1時を過ぎ、1週間前からは午前様の日が続き、審査の日を迎えました。落ちたらどうしようかと、不安感を全員が感じながらあらかじめ準備した回答を復唱し、二次審査を受けましたが、「認証を推薦します」 と言われた瞬間、本当に全員で喜んだことを忘れられない思い出として覚えております。その日の夜は、ご苦労さん会を開き、夜遅くまでお互いに喜びました。 医療機関でISO1401認証取得した機関は、全国的にもまだまだ数が少なく、かつコンサルタントをお願いしないで取得できたのは日本で唯一と自負しております。当院のスタッフに感謝するともに、機会がありましたらこれらのノウハウを、これから受けられる歯科医院に、ぜひ伝え、教えたいと強く思う次第です。景気が冷え込み、歯科関係でも経営状態も非常に厳しくなっておりますが、職員全体の意識の改善にも、強い影響をあたえる良い機会であったと考え、貴社に深く感謝しております。