物質の起源について







トマトやキュウリ、ピーマンなどこの世の中にある「普通の物質」は、原子から出来上がっています。ロシアのメンデレーエフ(1834-1907)が、作り上げた原子の周期表でよく知られています。一時はこれが最小の物質と考えられていましたが、現在では、素粒子が最も小さい単位と考えられています。その素粒子の種類は、たった3個。電子と「アップクオーク」「ダウンクオーク」です。この組み合わせからすべての原子ができているなんて不思議ですね。

 

原子、原子核とクオーク(電子を含む)の大きさ比較

水素原子の大きさは1000万分の1ミリメートル、クオークは大きさはゼロ。大きくても10のマイナス19乗メートルと言われています。わかりやすく大きさについて説明すると、クオークを野球ボールの大きさにした場合、原子のおおきさは、地球の大きさとなり、中心にある陽子の大きさは野球場の大きさに相当します。それそれは、「強い力」(いわゆる4つの力のうち)で引っ張り合って電子が周囲を周り釣り合っている状態が原子といいます。電子と陽子の間には、何もなく、本当にスカスカの状態です。